曇り後、風 -篠崎ひめ ステージビュー-

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2016浅草ロック座5月公演part3

では、浅草ロック座5月公演The Play Within The Play 1st season、中休憩を挟んで後半です。

5景は白石美咲さん

灘ジュンさんのジュリエットが配役を告げていく
武藤つぐみさんがオフィーリア、小嶋美花さんがコーデリア、白砂ゆのさんはカタリーナ、白石美咲さんは誇り高き妖精の女王。
森の妖精ミス。トゥルース、最後にもう一人、つぐみさんが上原亜衣さんを呼び込む。

上原「私もやりたいです」
灘「じゃあ、そこに座って」と本舞台中央の椅子に座らせる。
赤い布がかけられBGMがスタートし、終わると椅子に座ってたはずの上原亜衣さんが消えている。
この演出、一番前や袖で観ていても仕掛けがわからない!

一旦幕が閉まり本舞台には4色のポールに立てられ、小嶋さん武藤さん白砂さんトゥルースさん白石さん、一瞬動きを止め、その間を薄いベージュのミニドレスに着替えた亜衣さんが縫うように。

5景のここまでの演出が後半のステージ展開の布石となっています。

ソロはアップテンポな曲に乗せて白石さんの長身を生かした疾走感のあるポーズベッド。

4~10日は松嶋れいなさんでしたが、松嶋さんも彼女らしくゆったりした感じでどちらも良かったですね。

6景はミス.トゥルースさん

暗転が解かれると本舞台上の移動盆に胸に大きなリボンが形どられたセパレーツの衣装の上原亜衣さんが横たわっている。
ピンスポに照らされながら森の妖精のトゥルースさんが登場し、移動盆上で待っていた亜衣さんとポーズを多く取り入れられた二人の演技となる。
終始笑顔の亜衣さんとトゥルースさん、観ていて和みますね。

曲が終わると森の妖精のトゥルースさんがハケて亜衣さんだけが森の中に取り残され、一人ぼっちになった上原さんが暗転の中に走って消えていく。

再びピンスポに照らされてティッシューを身にまとったトゥルースさんが登場し、ティッシューで演技となる。
シンプルなグリーンの照明にスローで高さのあるティッシューでの演技が場内を神秘的な世界へと誘います。

とりの7景は上原亜衣さん

(かなり上原亜衣ファン目線で書いてますがご了承ください)

暗転が解かれ曲がスタートすると本舞台中央にウエストに大きなリボンを形どられた純白のミニドレスに大きな白い羽、頭にはふわふわの輪、そう、天使登場です♪

天使の亜衣さんを真ん中に、白石さんに白砂さんにダンサーさん4人とトゥルースさん、ウエディングマーチに乗せながら3組のカップルが織りなす華やかで白が眩しいステージですね。

亜衣さんのとびきりの笑顔と絶妙に踊り過ぎない(笑)ダンスがとても心地いい。

私はよくステップや靴をよく見るのですが、バリバリ踊れてしまう踊り子さんだと靴がそれなりにヤレてくるのですが、上原さんの靴、ぴっかぴかの真っ白、もう~~頭のてっぺんからつま先まで微笑ましくて可愛い(笑)

亜衣さんにはイベントとかで何度となくお会いしてますがこんなに可愛い亜衣さんは見たことがありません。

2曲目が始まると3組のカップル達が腕を組んで退場時し、本舞台から白いベッド着に着替え移動盆の上で盆ねと移動しつつヒールに履き替える。
先ほどまでの明るい雰囲気から一転してしっとりとちょっとセクシーな雰囲気、変わらないのは天使の笑顔と亜衣さんのどこか可愛いステップ。

3曲目はテイラーの曲に乗せてのポーズベッド、初日とかと比べると見違えるように表現力が上がってます○
何よりも「上原亜衣だな」って感じられるのが嬉しいですね。

立ち上がりはエタニティ―のあの名曲のカバーに乗せて、今の亜衣亜衣さんを指示しているような曲で泣けてきます。

終盤に見せるポーズも見事!っとまでは言えませんが、公演後半辺りから形も綺麗になってきたり切ってる時間を長くしてみたりと彼女なりの努力が見えて来て感動します。

後半は移動盆でゆっくり本舞台に移動、後ろ姿から振り返って見せてくれる弾ける笑顔が眩しい♪

ずっと私が問いかけていた「上原亜衣らしさ」とは?

たった20日間の公演の中、遠くから観ても近くで観ても上手から下手から、どこから見ても眩いばかりに「上原亜衣らしさ」が感じられる、彼女らしさが淀みなくあふれ出ている素敵なステージ。

そんな宝石のようなステージに仕上げてくれた亜衣さんに心から拍手を送りたい。

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2016浅草ロック座5月公演part2

ではでは

1景の武藤つぐみさん。

武藤つぐみさん、灘ジュンさんにダンサー4名のサポートのオープニング。
1曲目、暗転が解かれ曲がスタートすると大きめのフリルが斜めに入った白いロングドレス、水をイメージさせる淡いブルーのコスチュームのダンサー。イメージは悲劇ハムレットのオフィーリア、摘み草を手に踊る。

少し後ろにオフィーリアの影を灘ジュンさん、オフィーリアをなぞる様に踊る。
美しくも狂気の少女の光と影、このコントラストに鳥肌が立ちます。
やがて水辺に朽ち果て、水たちに誘われながら移動盆にてぼんへと静かに移動。

もう一度白い光に照らされ、曲が男性ボーカルのバラードへと変わるとベッド入り。
ベッドはこの曲に合わせてスローなポーズベッド、このスローでキメが存在しない流れるようなベッドって、常にポーズを切っているようなものだから、難しいし気が抜けないから大変ってある踊り子さんが言っていたのを思い出す。

立ち上がりは盆に倒れこみ暗転し終了となる。
しかし、武藤つぐみさん、今週2周年ですが、2年でこれほどの表現力を身にまとってしまったとは… 
恐れ入りました。

2景は小嶋美花さん

... その前に、あれ。髪長くなかったっけ?
どうやら半年ほど前にショートになってたようですね、でもショートも良い感じです。

小島美花さんだけのソロのシンプルなステージです。
暗転が解かれると1景とは一転してオレンジがかったシンプルな照明、本舞台中央から演技がスタートする。
戦火の光と音を想像させる風のSEの中、ベージュ?ピンク?の裾に切れ込みが入ったサテン地のロングドレスでのモダンバレエ的な要素の多い演技。
小島美花さん比較的に長身なのでこの手の衣装がよく似合いますね。
時折花道通王辺りまで駆けだしてきて見せる笑顔が印象的、リア王のコーデリアのストーリーをモチーフにした舞台構成、ベッドはシンプルなポーズベッド、やがて暗転で終了となる。

3景はお待ちかね白砂ゆのさん^^

今回観るの私的に楽しみにしてました。

本舞台に赤い椅子が置かれ、赤いドレスを身にまとった白砂ゆのさんと、同じく赤い衣装の男装の灘ジュンさんのダンスのオープニング。
じゃじゃ馬ならし、カタリーナのゆのさんを手なずけようとする男装の灘ジュンさんとの掛け合いが心地よい楽しいダンス。

ベッドは一転してセクシーな赤のベビードールに黒い下着でのポーズベッド、切れのあるポーズがなかなか魅せてくれますね。

4景、中とりは灘ジュンさん。

前回観たのは2014年の浅草の12月公演ファンタジア、新宿ニューアートや浜劇辺りでも観ているような気もしなくもないですが、記憶が曖昧です(笑)、かな~り美形な方。

和装の舞台、灘ジュンさんをメインに武藤つぐみさん小嶋美花さん白石美咲さん(4~10日は松嶋れいなさん)、ダンサーさん4人による豪華なステージです。
男装の小嶋さんと赤い着物に日本髪の灘さんが移動盆の上に横たわるところから暗転が解かれスタートする。
本舞台後方に和太鼓を叩くダンサーさん、女形の人形に扮する灘さんに男形の小嶋さん、それを操るつぐみさんに白石さん。
きりっとした表情の灘さん、前の方で観てて気が付くのですがスタートしてから暫くの間瞬きをしてないんです。
勇壮な太鼓の音と共に華やかで勇ましい舞台が繰り広げられ、1曲目後半から移動盆の上で、灘さんの着物が白石さんにより脱がされて行くと白い綺麗な衣装になる。

2曲目からのベッド入りは一変してしっとりと女性ボーカルの歌声、この舞台の色が変わる瞬間、空気が変わる瞬間、観てて泣きそうになります。
ベッドはしっとりとしたポーズベッド、足先から頭のてっぺんまで非の打ちどころのないこの表現力は灘さんならではのもの、素晴らしい!
いや、素晴らしすぎる。

とりあえず今回の舞台の感想はここまでです。

上原亜衣さんが登場する5景~7景はpart3で書きます。

8~12日はメイドバーで、上原亜衣さんの撮影会的なイベント。
ファイル 623-1.jpg
こんな感じ、一瞬でも喋れるのはうれしいですね♪

14~15日は三社祭記念で舞台での撮影会がありました。

ファイル 623-2.jpg
照明がピンスポなので写真を撮るにはかなり厳しい条件ですが嬉しいですね。

先日の花束
ファイル 623-3.jpg
ステージイメージ、ベッドのカラーに合わせるのが私流です♪

さて、初日から観てきた上原亜衣さんですが、観るたびにステージが良くなってきてますね。
まぁ~これは新人さんや、新作を出された踊り子さんの舞台を追って観てくとよく経験しますね、例外なく上原亜衣さんも確実に上達しています。

当初ロビーで、常連さんが「とりは灘さんだよな~」って声も聞こえて来て、灘さんの舞台まで観て出られる方も少なからずで、今回上原亜衣さん目当てで来ている私としては、イラッと思うこともありました。

でもここに来てお客さんの様子が変わってきてますね。

今はしっかり上原亜衣さんまで観る方が殆どです。

当然ですが、舞台の技術的な部分や表現力では他の踊り子さんに見劣りしてしまうのは仕方のないことです。

よく個々の演目とか観るときに、この踊り子さんの持ち味や魅力って何だろう?って考えます。

同じように「上原亜衣の持ち味や魅力って何だろう?」って考えたとき、無意識の内に手紙を書いてました。

ステージは違えど上原亜衣ががむしゃらに積み上げてきた彼女自身の持ち味や魅力、今浅草ロック座の舞台で彼女の魅力がブレイクしてます。
これは嬉しい限りです。

あと5日間25公演、一つのショーの流れの中で上原亜衣を一人のキャストとして観るのも大事なことかもしれませんが、彼女自身が最後の晴れ舞台にと選んだ浅草ロック座のステージ、是非とも「上原亜衣」を観てほしい!、「上原亜衣」の心意気を受け取ってほしい!

と、切に思います。

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