とうとうこの日が来てしまいましたね、思えば昨年のJAE2015の引退発表からあっと言うまでした。
楽日前日、スト用語で楽日前と言いますが、亜衣ちゃんにツイッターで「楽日前なので初日から続けてきたお水の差し入れは今日で終わりにします」、亜衣ちゃんから「ありがとう」の返信、なので楽日の差し入れは無しです。
千秋楽当日、早朝((深夜とも言う)から並ぶ為近くのカプセルにちょっとだけ宿泊し仮眠をとった。 泣きながら喋ってる亜衣ちゃんのラストツイキャスを観ていたら寂しくなって眠れなくなっちゃって 泣きながらツイキャスする亜衣ちゃん。
1時間ほど仮眠をとってシャワーを浴びて3時には浅草ロック座に到着。 私がトップかな?っと思ったら4番目(笑)、トップは女性のお客さん。
実は今公演、来るのは14回目ですが、開演前に来たのは2回目(笑)、前回は音楽を聴きながら入場の列に並んでいたら私の肩を叩く人が、振り向くと出勤してきたメガネの亜衣ちゃんが…!
さて、開場まで長~い待ち時間、ファンの方を話したりiPadで映画を観たり音楽を聴いたりと意外と苦にならない。 6時には20人くらいの列、その半数が女性の方ってどーよ!、15年くらいスト通いしてましたが(笑)、こんな光景を見るのは初めてです♪
時間になり入場し席を確保、狙っていたのは上手盆脇の席、盆から最も近い席です。 今公演こんなに近い席に座るのは初めてです。 いや、亜衣ちゃんのステージに限っては花束を用意していたファーストステージだけ後ろで観て、それ以外は上手側に立って観てました。 亜衣ちゃんが見つけやすい様にずっと同じ場所でずっと同じ色のシャツで。
大丈夫、あの色の同じシャツ4着持ってましたのでちゃんと着替えてましたよ(笑) あそこに立っているとステージ上の亜衣ちゃんと空間を共有しているような何とも言えない一体感が味わえて好きでした。
近くに座るにあたって亜衣ちゃんに「もう安心して観てられるので、初めて座って近くで見てもいいですよね?」ってお伺いをした。 亜衣ちゃんから「座ってみてください、最後までお願いします」の返信。 (これが亜衣ちゃんから貰った最後の返信となりました)
「今までと同じく立って観てて」って返信だったらずっと袖に立ってるつもりでした。
でも「最後までお願いします」との事だったので、誰がなんと言おうと譲れない、たとえオフィーリアに蹴飛ばされそうになっても絶対に譲れません(笑) でも紗倉まなさんが場内に来てたら譲る準備があったのは今だから言える話です(笑)。
あの席、7景の亜衣さんの3曲目 But can you feel this magic in the air It must have been the way you kissed me の部分、亜衣さんが自分の唇から人差し指を差し出すシーン、「kissed me」で人差し指を差し出されでまともに目が合うのでドキッとします。 女子の方も座りたかったみたいですが、「最後まで」とのことでしたので…ごめんなさい。
当日は混雑が予想されるので7景での舞台上での差し入れは出来ない旨の貼り紙がありました。 花束を渡すとき踊り子さんが持ちきれそうにない場合、移動盆に置くのが定跡ですが、一人でも多く座れるようにと花道脇にも丸椅子を置いているため移動が困難なので仕方なくの処置だと思われます。 その代わりにセレモニーで最後に渡せる機会を設けてくれてますね。
花束の話 ステージ上で踊り子さんへ渡す、浅草ロック座ではよく目にする行為ですが、私はこれもステージの一部と考えます。 なので私が用意する花束はベッド着の色に合わせたりステージカラーだったり、なので亜衣ちゃんに渡す花束も必然的に白くしてました。
花束を渡せるポイントはほんの一瞬、渡すファンはこの一瞬のために花束を持ってステージを観ながらドキドキしながらその時を待ってる訳です(笑) そのファンが渡す花束には「観に来たよ」とか「頑張ってね」、「素敵な舞台ありがとう」とか「お疲れさま」と言うファンの想いが込められています。
そんなファンの想いの込められた花束、想いもまとめてしっかり受け取って目を見て握手してあげてねっ、と書いた手紙を公演2日目に渡した。 あと礼はもう少し深くゆっくりと、私が亜衣ちゃんにしたアドバイスって言っていいのか判りませんが、この2点だけ、あとは「楽しんで楽しんで笑って笑って笑顔で笑顔で」ばかり書いた手紙を何度か渡しました。
千秋楽、上原亜衣ファンの方々、通称チームあいちんの方々が亜衣ちゃんだけではなく、他の共演者の踊り子さん達に花束を渡すシーンが見受けられました。 「上原亜衣さんがお世話になったから」って、素晴らしい! 私にはこの発想は無かった。 ポラ館では初日に「宜しくお願いします」って全員の買って、楽日に「お世話になりました、ありがとうございました」って買うことはよくやってましたが…
このチームあいちんの行為は語り草となることでしょう。 亜衣ちゃん、客席側でもあなたのファンたちが伝説を作ってくれましったよ、チームあいちん最高です。 私もこの一員になれたことを誇らしく思います。
私は今公演のお礼は後日ポラ館周りにて、まずはSNAで白砂ゆのさんです。
さてさて、場内は1回目よりは2回目と回を追うごとにお客さんが増えていきます。 それと一緒に増えていくのがビールケース付近の待機花束たち、私は武藤つぐみさんへのは18時、亜衣ちゃんへのは最終の21時の配達です。 亜衣ちゃんにはセレモニーで、武藤つぐみさんへの花束は舞台渡しは出来ないのでメイドさんに運んで貰います。
ラスト公演上原亜衣ちゃんの出番がある後半から そして迎えた5回目の中休憩でトイレとロビーでちょっと休憩し、花束をもって場内に戻る… うっ 入口付近がぎゅうぎゅうでなかなか入れない… 何とか花束を無事に席まで持ち帰る。 予想はしていたけど凄い人、扉は閉められずに後半の5景がスタート、つぐみさんが大入り袋の王冠とタスキをかけて出て来て場を盛り上げる。
5景6景と滞ることなく進行するステージ、違うのは尋常じゃないほどのお客さん、みんな亜衣ちゃんのラストステージを見守りたいのだ。
上原亜衣ラストステージ 1曲目がスタートすると同時に暗転から本舞台中央に膝立ちしてスタンバイしてる亜衣ちゃんにピンスポが当てられ、ウエストに大きなリボンがあしらわれた真っ白なミニドレスにふわふわの天使の輪っかの亜衣ちゃんが登場する。 変わらない吸い込まれそうな笑顔、キラキラの笑顔と可愛いステップ、華やかなステージ。 2曲目がスタートすると本舞台奥でベッド着に着替える亜衣ちゃん、幸せそうに腕を組んでハケていく3組のカップル。 本舞台からゆっくりと花道を移動する移動盆の上でヒールに履き替えて軽やかにステップする、場内のお客さんに目線を配りながら時折目を細めては満面の笑みを見せてくれる亜衣ちゃん。 やがて亜衣ちゃんを乗せたまま移動盆は舞台中央まで移動する。 盆周りに設置されたLEDライトの硬質な光に、彼女の頬を流れる涙が照らされ、キラキラ輝いている。
そして盆にうつ伏せになりながら静かにベッド入り、3曲目テイラーの曲がスタートする。 うつ伏せになったまま演技がスタートしない、しない...、うつ伏せのまま小刻みに肩を震わせながら泣いている亜衣ちゃん、場内から「がんばれ」の声、客席の至る所からすすり泣く声が聞こえてくる。 やがて気丈にも状態を起こして演技を始めると涙でぐちゃぐちゃの顔、それでも目を細めながら満面の笑みで客席に目線を送る亜衣ちゃん。 はい、「kissed me」もしっかり受け取りました。
立ち上がりの曲、「It's a wonderful world A wonderful day Live your life take a chance And friends will be friends」の歌詞がまるで今の亜衣ちゃんを示唆しているようで泣けてきます。 ベッド後半の2度切るポーズも、盆に立ち上がって客席に向かいする礼も100公演の中で一番の演技です。 移動盆の上で最後のポーズをキメながらゆっくりと本舞台へと移動していく。 小柄な筈の彼女が一際大きく見える瞬間、大きな手拍子と拍手、眩いばかりの光に包まれながら静かに全100公演の幕が閉まった。
フィナーレ、出演者挨拶と3本締め。 フィナーレではサプライズで武藤つぐみさんが「あいちん引退おめでとう~」で盛り上げる。 全員での「やっぱ上原亜衣だな」コール!
共演の踊り子さん、ダンサーさん、劇場スタッフの皆さん、そして上原亜衣のラストステージを見守っていただいた皆様、本当にありがとうございました。
上原亜衣引退セレモニー 川上奈々美さん、波多野結衣さん、大槻ひびきさん、小島みなみさん、紗倉まなさん、吉澤友貴さん、尾上若葉さん。 MCはなんと先週の金曜日にも六本木のSEXYJのライブにもいらっしゃってたシャバダバふじさん! 上原亜衣最後のセレモニーを纏め上げてくれます。
涙ながらにメッセージを送る紗倉まなさん。 その他場内でも多数の女優さんたち、そして報道陣、多くの方々が上原亜衣ちゃんの引退セレモニーを見守りました。 BGMは↓↓VIDEO
最後に 2016年5月21日10時01分に上原亜衣ツイッターのちゃんのラストツイートがあり、ツイッターとブログの更新が止まりましたね。
上原亜衣ファン、チームあいちんへのメッセージ
もうブログもツイッターも更新されることは無いでしょう、これは上原亜衣としての彼女なりのけじめなのだと思います。
私の上原亜衣との出会いは、なんとなく参加した名古屋でのポートレート撮影会でした。 そんな初対面の私に、まるで友達のように人懐っこく接してくれたのをよく覚えています。
「もっと早く出会いたかった」、こんな声をよく聞きますが、私は決してそうは思いません。 近すぎず遠からずのこの距離感がたまらなく心地よかった。
JAE2015の引退発表の時、実は昨年引退した吉沢伊織さんの時よりも、そのずっと前に引退した10年追っかけた(笑)篠崎ひめちゃんの時に近い衝撃を受けました。 「最後の仕事に浅草に乗る」、亜衣ちゃんの口からこの言葉が出てきたとき、直ぐには信じられませんでした。 こんな奇跡があっていいのか! 一度は距離をおこうとしていたストリップのステージに亜衣ちゃんが乗る。 もう~嬉しくて嬉しくて震えた。 でも発表の遥か前だから誰にも言えない。 「つぐみちゃんも一緒に」とお願いしていたそうなので、翌日こっそり武藤つぐみさんだけには手紙でお伝えしてました。 こんな結構な重大事項をさらりと話してくれた亜衣ちゃん、多少なりとも私のこと信頼してくれていたのかな? ならばその信頼に答えるのがファンの務めです。
踊り子専業の方でも過酷な浅草ロック座への出演、連日のイベント、全く初めての亜衣ちゃんにはそれがどれだけ大変なことだったか、私にははかり知れません。 でも、回を追うたびに、日にちを重ねるたびに、あっ あそこのキレが出てきた! ここが綺麗になった! と、観るたびに成長を気づかせてくれた亜衣ちゃん。
2016年の浅草ロック座5月公演 The Play Within The Play 1st season 一人の踊り子として上原亜衣をデビューから引退まで応援できた20日間は、私の宝物です。
5年間をがむしゃらに駆け抜けて女王まで上り詰めたレジェンド上原亜衣ちゃん。 キカタン日記を読むといろいろな彼女の素顔が見えてきます。 綺麗な娘や可愛い娘など星の数ほど居る今のAV業界、ただがむしゃらに頑張っただけでは絶対に女王にはなれません。
計算と理詰めで人気を獲得し、持ち前の気さくで明るい性格、そしてファンを大切にし、常に感謝の心を忘れない、彼女のまっすぐなこの姿勢に仕事やファンとして、形は違えど関わった人たちに感動を与え続けたのでしょうね。
そしてレジェンド上原亜衣ちゃんのあまりにもドラマチック過ぎる浅草ロック座での引退劇、前人未到の全公演20日間連続大入り。 もしかすると彼女の中には描かれた引退ストーリーがあったのかもしれません。
そうそう、引退の日出待ちを終えた帰り道、たまたま社長さんとマネさんと歩いている上原亜衣ちゃんにばったり!、亜衣ちゃん、清々しくとてもいいお顔をされてましたよ。
でも、そんなことはどうでもいい 亜衣ちゃん、夢のような20日間をありがとう
あなたが上原亜衣でなくなっても、私の中では今も、そしてこれからもずっと「上原亜衣」です。
これからも大きくて透き通ったあなたのその瞳で、まっすぐ前を見て、がむしゃらに走り続けるのでしょうね。
これからもがんばって!
そしてたくさんの愛をありがとう、お元気で!
※一部の画像を上原亜衣公式BLOG SWEET DIARY よりimgタグにて引用させて頂いてます。