ではでは
1景の武藤つぐみさん。
武藤つぐみさん、灘ジュンさんにダンサー4名のサポートのオープニング。
1曲目、暗転が解かれ曲がスタートすると大きめのフリルが斜めに入った白いロングドレス、水をイメージさせる淡いブルーのコスチュームのダンサー。イメージは悲劇ハムレットのオフィーリア、摘み草を手に踊る。
少し後ろにオフィーリアの影を灘ジュンさん、オフィーリアをなぞる様に踊る。
美しくも狂気の少女の光と影、このコントラストに鳥肌が立ちます。
やがて水辺に朽ち果て、水たちに誘われながら移動盆にてぼんへと静かに移動。
もう一度白い光に照らされ、曲が男性ボーカルのバラードへと変わるとベッド入り。
ベッドはこの曲に合わせてスローなポーズベッド、このスローでキメが存在しない流れるようなベッドって、常にポーズを切っているようなものだから、難しいし気が抜けないから大変ってある踊り子さんが言っていたのを思い出す。
立ち上がりは盆に倒れこみ暗転し終了となる。
しかし、武藤つぐみさん、今週2周年ですが、2年でこれほどの表現力を身にまとってしまったとは…
恐れ入りました。
2景は小嶋美花さん
... その前に、あれ。髪長くなかったっけ?
どうやら半年ほど前にショートになってたようですね、でもショートも良い感じです。
小島美花さんだけのソロのシンプルなステージです。
暗転が解かれると1景とは一転してオレンジがかったシンプルな照明、本舞台中央から演技がスタートする。
戦火の光と音を想像させる風のSEの中、ベージュ?ピンク?の裾に切れ込みが入ったサテン地のロングドレスでのモダンバレエ的な要素の多い演技。
小島美花さん比較的に長身なのでこの手の衣装がよく似合いますね。
時折花道通王辺りまで駆けだしてきて見せる笑顔が印象的、リア王のコーデリアのストーリーをモチーフにした舞台構成、ベッドはシンプルなポーズベッド、やがて暗転で終了となる。
3景はお待ちかね白砂ゆのさん^^
今回観るの私的に楽しみにしてました。
本舞台に赤い椅子が置かれ、赤いドレスを身にまとった白砂ゆのさんと、同じく赤い衣装の男装の灘ジュンさんのダンスのオープニング。
じゃじゃ馬ならし、カタリーナのゆのさんを手なずけようとする男装の灘ジュンさんとの掛け合いが心地よい楽しいダンス。
ベッドは一転してセクシーな赤のベビードールに黒い下着でのポーズベッド、切れのあるポーズがなかなか魅せてくれますね。
4景、中とりは灘ジュンさん。
前回観たのは2014年の浅草の12月公演ファンタジア、新宿ニューアートや浜劇辺りでも観ているような気もしなくもないですが、記憶が曖昧です(笑)、かな~り美形な方。
和装の舞台、灘ジュンさんをメインに武藤つぐみさん小嶋美花さん白石美咲さん(4~10日は松嶋れいなさん)、ダンサーさん4人による豪華なステージです。
男装の小嶋さんと赤い着物に日本髪の灘さんが移動盆の上に横たわるところから暗転が解かれスタートする。
本舞台後方に和太鼓を叩くダンサーさん、女形の人形に扮する灘さんに男形の小嶋さん、それを操るつぐみさんに白石さん。
きりっとした表情の灘さん、前の方で観てて気が付くのですがスタートしてから暫くの間瞬きをしてないんです。
勇壮な太鼓の音と共に華やかで勇ましい舞台が繰り広げられ、1曲目後半から移動盆の上で、灘さんの着物が白石さんにより脱がされて行くと白い綺麗な衣装になる。
2曲目からのベッド入りは一変してしっとりと女性ボーカルの歌声、この舞台の色が変わる瞬間、空気が変わる瞬間、観てて泣きそうになります。
ベッドはしっとりとしたポーズベッド、足先から頭のてっぺんまで非の打ちどころのないこの表現力は灘さんならではのもの、素晴らしい!
いや、素晴らしすぎる。
とりあえず今回の舞台の感想はここまでです。
上原亜衣さんが登場する5景~7景はpart3で書きます。
8~12日はメイドバーで、上原亜衣さんの撮影会的なイベント。
こんな感じ、一瞬でも喋れるのはうれしいですね♪
14~15日は三社祭記念で舞台での撮影会がありました。
照明がピンスポなので写真を撮るにはかなり厳しい条件ですが嬉しいですね。
先日の花束
ステージイメージ、ベッドのカラーに合わせるのが私流です♪
さて、初日から観てきた上原亜衣さんですが、観るたびにステージが良くなってきてますね。
まぁ~これは新人さんや、新作を出された踊り子さんの舞台を追って観てくとよく経験しますね、例外なく上原亜衣さんも確実に上達しています。
当初ロビーで、常連さんが「とりは灘さんだよな~」って声も聞こえて来て、灘さんの舞台まで観て出られる方も少なからずで、今回上原亜衣さん目当てで来ている私としては、イラッと思うこともありました。
でもここに来てお客さんの様子が変わってきてますね。
今はしっかり上原亜衣さんまで観る方が殆どです。
当然ですが、舞台の技術的な部分や表現力では他の踊り子さんに見劣りしてしまうのは仕方のないことです。
よく個々の演目とか観るときに、この踊り子さんの持ち味や魅力って何だろう?って考えます。
同じように「上原亜衣の持ち味や魅力って何だろう?」って考えたとき、無意識の内に手紙を書いてました。
ステージは違えど上原亜衣ががむしゃらに積み上げてきた彼女自身の持ち味や魅力、今浅草ロック座の舞台で彼女の魅力がブレイクしてます。
これは嬉しい限りです。
あと5日間25公演、一つのショーの流れの中で上原亜衣を一人のキャストとして観るのも大事なことかもしれませんが、彼女自身が最後の晴れ舞台にと選んだ浅草ロック座のステージ、是非とも「上原亜衣」を観てほしい!、「上原亜衣」の心意気を受け取ってほしい!
と、切に思います。
Part3に続く